CSM版発売決定記念『徹底検証ファイズギア』【番外編】雑記あれこれ


ご無沙汰しております。

さて、前回の「CSM版発売決定記念『徹底検証ファイズギア』【中編】」から2ヶ月ほど間が空いてしまいました。

おかげさまで、この記事【前編】【中編】と二つ続けて(特に中編)多くのアクセス数と反響を頂いております。CSMファイズギアを購入予定のファンの皆様に果たして需要があったかどうかは分かりませんが、更新の無い間も毎日それなりの数のアクセスが来ており、ファン層からのCSMファイズギアへの関心の強さを日々実感しております(自分の事みたいだなこれ)。

【後編】の記事についてですが、結論から申し上げますとまだ執筆が終わっておりません。と言うのも、本編中のファイズギア音声確認作業がなかなか終わらないのもあるのですが、5月某日に解禁・更新されたCSMファイズギアの受注ページに於ける『新規音声収録』の情報解禁や、「デジモノステーション」様による先行レビュー動画の公開に基づいて色々と文章に修正を加えていった結果、これがなかなか纏まらない……というのが正直なところです。


と言う訳で、今回は"番外編"といたしまして「現状出ている情報」にざっくりコメントを。後編の記事につきましては、今暫くお待ち頂ければと思います。



▼先行レビュー動画を観ての率直な感想

【レビュー】“大人向けライダーベルト”の真骨頂! 仮面ライダー555『CSMファイズギア』驚異のハイテクギミックを体験してみた – DIGIMONO!(デジモノ!) http://www.digimonostation.jp/0000065550/

さて、この『デジモノステーション』様。
本来はデジタルグッズ(家電やパソコン、携帯電話やゲーム機)などに焦点を当てた記事を公開されているサイトさんなのですが、デジモノが関連するサブカル関係のモノも記事として取り扱う傾向があるようで、過去にもプレミアムバンダイ&Amazon.co.jp限定受注商品の「仮面ライダーアマゾンズ DXアマゾンズドライバー」の先行レビュー動画&記事をアップロードされ話題を集めるなど、「バンダイとの協力体制を敷いた上での先行レビュー記事」という新しい試みがなされました。

とは言っても、変身ベルト玩具の先行レビュー記事は前述の「DXアマゾンズドライバー」が初のようであり、ファイズギア関連の先行レビュー記事が来るとは予想外でした。
それに伴い動画も公開され、更新日にはTwitterFacebook等のSNS上で瞬く間に注目を集めました。


さて、肝心のレビュー動画を観ての感想なのですが………。求めすぎなのかもしれませんが、どうにも「次第点」という印象を持ちました。過去の玩具のリメイク版なので次第も何も無いような気がしますけどね。ワイヤレス機構や新機能の追加点など、魅力的な部分はたくさんあるのですが、それ故に目に付くところが度々見られる、といったところでしょうか。

気になった箇所を列挙していくと、

▼変身音が従来のものと同じ→劇中でも瞬間的に変身するなど様々なバリエーションがあるので一概に言う事は出来ませんが、フォトンブラッドが伸びて全身を包み一瞬フラッシュするような音の追加が無かったのは少し残念。

ファイズフォンの画面発光LEDが赤、且つLEDが単体発光しているの目立つ→劇中では一項目一項目が全体的に、白っぽく光っていた気が。動画での確認の為、実際の商品ではもう少し違って見えるのかもしれませんが。

ファイズポインターの新規追加音声がどうにも惜しい→「フォン側の『エクシードチャージ』音声の前に「ピピッ!」音が追加されたり、エネルギーがフォトンブラッドを伝って流れていく音がフォン側から流れフェードアウト〜ポインター側からフェードイン」は素晴らしいと思うのですが、その後に追加されたであろう「Φ」の文字の出現音声がどうにも不明瞭。さらに、「ピピピピピピ………」という待機音の後に爆発音、という流れがDX版ポインターと同様なのがとても惜しい。ファン的にはやはり、あの赤い円錐の射出音〜展開音が欲しかったところ。

ファイズショットの待機音変わってない?問題→これはDX版ショットのグリップ横にあるスイッチを長押しする事で発動するエクシードチャージ後の「ピー……ピー……ピー…ピー…ピピピピピピピピピピピピ」という待機音のこと。元々DX版でちゃんと劇中を再現できていたので変更すべき箇所ではなかった筈なのですが、先行レビュー動画を観る限り……微妙に変化しているような。最後の「Φ」文字が浮かび上がる音はポインター同様追加されていますが、こちらはポインターよりも明瞭に聴こえます。この追加点はグッジョブ。

▼変身解除音の有無→現状表に出ている情報からは確認できない。未収録か?

▼変身エラー音&着信音の有無→どうやらこれも未収録の模様。うーーーーむ………



以上が気になった点。先程も書いたのですが、様々な新規ギミック&音声が追加されて旧CS版の上位互換とも呼ぶべき仕様に進化しているだけに、やはり詰めがところどころ甘いのが目立ちます。あまり表に上がっていない話題ですが、先行レビューを確認したファンからの問い合わせで効果音間違いの指摘を受け「製品版で修正する」と回答した事案も最近あったようで、本当に作品に造詣の深いスタッフが製作に関わっているのかどうか頭を抱えたくなるハナシですね………。

エラー音や着信音の追加、なんてものの要望は贅沢なのかもしれません。しかし、5月某日に解禁とアナウンスされていた新規音声の正体が「キャスト本人を呼んでの「30種類のボイスを収録」」だけだったのはハッキリ言って少し肩透かしでした。勿論キャストボイスはとても嬉しい追加仕様ですし、ファン的には堪らないものだと思います。筆者もそうです。

ただ、これだけの拘りをバンダイが自負しているのにも関わらず詰めの甘さが見えてくるのは「もう少し頑張ってくれ」としか言いようがありません。

ここまで筆者が厳しめに言及するのには理由があります。それは「そう何度も発売されるような仕様の安価な玩具ではない」からに他なりません。今回のCSM版発売ですら、旧CS版の発売から実に12年越しに実現したものでした。そもそも変身ベルトの数回に渡る大人用リメイク版発売というのが異例なことなのです。それ故に、やはり現代の技術で出来るだけの事をやって、そこに詰め込んでほしいわけです。発売されるその度に何かしら不完全な箇所があり、また数年後にリメイク、という流れはファンからはあまり良い印象を持たれないはずです。ましてこのファイズギア、もう今後の発売などは一度あるかないかでしょう。ほぼ無いと言ってもいいはずです。それだけに、やはり劇中の再現に尽力してほしかった、と言わざるを得ません。


色々と気になる点が出てきたCSMファイズギアですが、この辺はバンダイ商品の宿命とも言えるところなので今さら気にしても仕方のない事なのかもしれません。決して筆者はこれに対してマイナスイメージだけを持って延々と語っているわけではなく、むしろファイズギアの到着を今か今かと待ち侘びているところです。
思い入れが強いだけに言及する点が多く出てきましたが、きっと商品の到着当日はガチャガチャと子供のように目を輝かせて遊んでいる事でしょう。やっぱり現物を手にした時の情熱が勝っちゃうんだろうなと思っています。その方がたぶん素敵かもしれない。(何だこの締め方)


纏まりのない文章ですが、これにて番外編の記事を締め括らせていただきます。

改めまして、後編の記事については今暫くお待ち頂ければと思います。


それでは。